Column[コラム]
からだとこころの健康づくり

Vol.01

その悩み私たちがお応えします!
痛みに特化した新商品の医薬品
「アルクール」

今回は新商品アルクールについて薬剤師5名に伺いました。この機会に漢方や生薬に興味を持っていただけると幸いです。

漢方薬について

Q漢方薬の症状を知るための尺度である「気・血・水」とはどういうことですか。

A漢方医学では、人の身体を構成し全身を巡る3つの要素である「気・血・水」が体内をバランス良く巡ることで生命活動が維持され、健康が保たれると考えます。3つの流れが体内で停滞することにより痛みが発生するといっ漢方独特の考えがあり、特に慢性的な痛みの原因は気滞(気の流れが悪いこと)、水毒(体に余分な水がたまった状態)、瘀血(血の流れが悪いこと)が多いと考えられています。

新商品アルクールについて

Q新商品アルクールについて教えてください。

A当社はリョウシンJV錠をはじめ、痛みに特化した商品の販売をしてまいりました。新商品アルクールは、起きている病気の症状を抑える「対症療法」ではなく身体の調子を整えることで痛みの原因に働きかける漢方の考え方を踏まえた生薬製剤です。

Qオリジナル処方について教えてください。

Aアルクールは漢方薬である疎経活血湯処方に沿った17種類の生薬を独自の比率で配合し、さらにブクリョウ、ソウジュツなど6種類の生薬末を加えたオリジナル処方です。疎経活血湯は、痛みを散らす生薬、血液の循環を良くする生薬、余分な水分を取り除く生薬などから構成されています。効能・効果としては関節痛、腰痛、神経痛、筋肉痛が認められていますが、特に腰から脚など下半身の痛みに効果があるとされ、変形性関節症、変形性脊椎症、関節リウマチなどの痛みにも用いられているようです。疎経活血湯が血液の循環を改善することに重きを置いているのに対して、漢方では神経痛や痺れは体内の不要な水分も原因で起こるといわれています。アルクールには、水の乱れを整えるブクリョウ、ソウジュツが生薬末として配合されており、エキス剤にはない水に溶けにくい成分や香りの成分が豊富に含まれています。

Q成分について教えてください。

A生薬成分の構成は、図1の通りです。神経痛や関節痛、痺れなどを生じる病気は古来より風湿の病といわれており、それらの病を改善していくためには「水の乱れ」を整える生薬が必要と考えられているためこのような配合をしております。

効能効果について

Qどのような痛みに効きますか。

Aロイマチス、神経痛、関節痛、筋肉痛、腰痛、打撲痛の痛み症状に対して効果があります。ロイマチスとはリウマチのことで関節や筋肉に激しい痛みや腫れを伴う疾患の総称です。現在は主に関節リウマチのことを指します。

Qアルクールはリウマチの症状(こわばり、腫れなど)に効きますか。

A関節リウマチの主な症状は関節の痛みや腫れです。また朝起きた時の手足のこわばり、動かしづらさは関節リウマチに特徴的な症状です。アルクールにはリウマチによる痛みや腫れを和らげる生薬成分を含んでいますが、関節が変形して手足が動かしにくい状態になると改善することは難しくなります。

Q急な痛みにも効きますか。

A急に痛くなり1ヵ月以内でおさまる痛みが急性の痛みです。アルクールは関節痛、筋肉痛、打撲痛、といった急性の痛み症状に対して効果が期待されます。

用法・用量

Q用法用量について教えてください。

A1回3カプセル。1日2~3回随時服用となっています。こ自分の都合の良い時に服用してください。一般的に1日3回服用する薬は服用間隔を4時間以上あけるようにしてください。

Q飲んではいけない人はいますか。

A次のうちどれかに当てはまる方は服用を避けてください。
①妊婦または妊娠していると思われる方
②胃腸が弱く下痢しやすい方
③今までに薬などにより発疹、発赤、かゆみなどを起こしたことがある方

アルクールは漢方の考え方を踏まえた生薬製剤ですので、体質によっては効果・副作用に影響が出る可能性があります。

飲み合わせについて

QリョウシンJV錠と併用しても良いですか。

AリョウシンJV錠は、各種ビタミン剤を主成分として傷ついた神経や筋肉に栄養を与え、修復するものを助けたり、血行を良くすることで痛みや痺れを和らげる薬です。一方アルクールは「気・血・水」を整える生薬も多数配合されており、痛みの緩和に働きかける生薬製剤です。作用の仕方がリョウシンJV錠と異なるため飲み合わせ上の問題もなく併用していただいて構いません。

QリョウシンJV錠から切り替えても良いですか。

AリョウシンJV錠で効果が実感できなかった方は切り替えても良いと思われます。ただし、胃腸が弱く下痢しやすい方はアルクールをお勧めできません。

Q病院の薬(リウマチ薬)からアルクールへの切り替えや併用はしても良いですか。

Aアルクールは、リウマチに伴う関節炎による痛みには効果が期待できますが、関節破壊を防ぐといった効果はありません。病院で処方されている薬剤の服用を自己判断で中止されることはおやめください。併用される場合は医師、薬剤師にご相談ください。

Q他の漢方薬との併用はしても良いですか。

A同じ生薬を含む漢方薬、特にカンゾウを含むものとの併用は、注意が必要ですので初めて服用される際は、必ず医師・薬剤師又は登録販売者にご相談ください。

Qどのくらい飲めば効果が期待できますか。

A個人差はありますが、まずは用法用量を守り、1ヵ月飲み続けてください。効果の兆しを感じられた方は、引き続き服用されることをお勧めします。なお、服用していて気になることがありましたら、弊社の薬剤師にご相談ください。

副作用について

Qどんな副作用がありますか?

A漢方薬は一般的に副作用が少ないと思われている方もおられますが、漢方薬にも副作用はあります。アルクールでは、発疹・発赤・かゆみ・吐き気・嘔吐・食欲不振・胃部不快感・腹痛・下痢などの副作用が報告されています。これらの症状があらわれた場合は服用を中止しかかりつけの医師、薬剤師にご相談ください。2019年6月末時点では弊社にアルクールに関係する重い副作用は報告されていません。

痛みに特化した生薬をオリジナル処方
生薬アルクール

関節痛・神経痛だけじゃない!ロイマチス(※)にも飲んで効く!痛みに特化した医薬品です。
※リウマチのこと

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